私がここまでピアノを続けてこられたのは、理解し応援してくれる家族や友人、ついて来てくれる生徒さん、そして何と言っても素晴らしい恩師に出会えたから‥。 私にとっての3大恩師のうちのお一人、荒 憲一先生が6月6日にご逝去されました。
先生にご指導を受けられるようになったきっかけは、偶然欠員の出た公開レッスンで私がレッスンを受けたことから始まりました。それからは東京から兵庫県芦屋市まで片道5時間かけてプライベートレッスンに通うことになりました。
新幹線から見た富士山の雄姿、新緑滴る頃のレッスン室から見えるお庭の美しさ‥久々に思い起こしました。
レッスンは決して妥協せず、出だしの音、最初の1小節がOKとなるまで1時間もかかり💦
1小節で帰るわけにもいかず、全てが終わるまで半日がかりのこともありました。
今思えば、本当に贅沢な内容深い時間でした。
先生の数々のご指導のお言葉が入った楽譜は宝物です!一つ一つを見直しながら、
「あ、これ忘れてた。」とか反省しています。
先生は手の届かないところへ旅立ってしまいましたが、たくさんの音楽の宝を残してくださったことに感謝しております。
私もまだまだ襟を正して勉強しないといけませんね。